老後のために若いうちはたくさん貯蓄しないと!
こんな人に読んでほしい記事です。
老後2000万円問題が騒がれ、若者はお金を貯金する傾向にあるそうです。
しかし、GACKTさんのこんなツイートがぐさっときました。
今回は、老後のために今を犠牲にしてはいけない理由について、深掘りしていきます。
結論から言うと、この4つの理由です。
- 老後は活動量が落ちるし、
- いつ死ぬか分からないし、
- 使い切れずに死んだ場合、心の負債を抱えることになるし、
- 物価高でお金の価値が目減りするから
です。
「老後が不安だから」と言う理由で、なんとなくお金を貯めるのは勿体ないかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
理由①老後は活動量が落ちるから
老後は、好きなものを食べて、たくさん旅行に行って、
悠々自適に暮らすんだ〜
と老後生活を夢見る人は多いですよね。
確かに、老後に充分なお金があれば、お金と時間が手に入ります。
でも夢のような老後生活を実現させるには、行動力があり、健康と環境に恵まれている必要があります。
私は在宅や施設の訪問をし、60〜80代の方を診る機会の多い、訪問診療の看護師ですが、
老後を迎えている人の中には、
- 何も活力が湧かずに、自宅でじっとしている人や
- 病気によって、活動に制限がある人や
- 自由に歩くことができない人
も多いです。
一般的に、リタイア直後は老後に楽しみにしていた経験をしたくて、ワクワクしているそうです。
しかし、70代になると、人生でやり残したことも減り、体力もなくなるので、お金があっても積極的に行動しなくなるそうです。
「20代の1000万円」と「70代の1000万円」では、
同じ1000万円でも、価値が全然異なります。
「老後のために」と貯金していたお金が若い時ほど価値がないかもしれません。
若いときに今やりたいことは、今しかできないかもしれません。
若いからこそ楽しめることもあるんじゃないでしょうか?
余談ですが・・・
10代はあんなに食べたかった揚げ物が、今ではそんなに食べたいと思えない(笑)
ココスの「やみつきカリカリポテト」を食べまくっていた日々を思い出す(笑)
これも活力が減るってこと?
理由②いつ死ぬか分からない
平均寿命は伸びているけど、いつ死ぬか分からないのが人間の性。
老後のために、と貯めておいたお金が使えずに亡くなるパターンもあります。
もしかしたら、明日死んでしまうかもしれない
とすると、使えるはずだったお金を使えずに、心の負債を抱えることになります。
人生は有限、お金は使ってこそ、価値があります。
使えなかったお金のために働いた時間や労力は返ってこないし、
使える予定だった時間もお金も返ってきません。
理由③物価高で将来的なお金の価値が目減りするから
物価高で家計が厳しい・・・
最近物価高が止まりませんね。
こちらのグラフによると、10年間で約2割の物価上昇があり、物の値段は上がっていることが分かります。
じゃあ現在28歳の私が65歳になったとき、37年後に物価はどれだけ上がっているんでしょうか?
- 今100円で買えているものが、200円出さないと買えないとしたら?
- 今1000万円手元にあるのと、37年後の1000万円では価値が異なります。
つまり、「老後のために」と貯金したお金の価値が減ってしまう可能性がある訳です。
分かりやすいように極端に話しましたが、
老後に向けて今から貯金するんだ!
そのためには少しの犠牲は必要だよね。
と考えていた人が、実際老後が来たときに大した資産になっていないんだとしたら・・?
なんとも悲しい結末になってしまいますね。
まとめ:「今を楽しむ」のと「老後に向けての資金確保」をバランス良く
今回は、老後のために今を犠牲にしてはいけない理由について話しました。
だからと言って、
じゃあガンガン使おう!
宵越しの金は持たねぇ!!
って訳ではなく、
- 今を楽しんで生きること
- 老後に向けての資金確保
をバランス良く両立させる必要があると考えます。
個人的には、老後の不安がないように、
- 無理ない範囲でインデックス投資をする
- 資金確保して、残りのお金は今の楽しみとして使ってしまう
が心地よいと考えています。
ゆるくお金の管理しつつ、不安なく今を生きましょうね。
投資なんて分からない!って人はこちらの記事を参考にしてください。
じゃあまた!
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