転職したいと思っているけど、ブラック病院には入りたくないな・・
もうブラック病院は懲り懲り・・
ブラック病院に入らないための見極め方ってないのかな?
こんな人のための記事です。
私もブラック病院で働いていた経験がありますが、実態はなかなかひどいものです。
誰もが、ブラック病院で働きたくないと思う一方で、どうやったら見極められるのか、知りたいはず。
そこで、ブラック病院の実態と見極め方をご紹介します。
※とは言っても、リアルな職場の実態は入社してみないと分からないことも多いです。
でも、あえてブラック企業に就職したい人もいないはず。
ブラック病院を引いてしまう確率を下げるための見極め方という視点で見ていただけると幸いです。
ブラック病院のやばいポイントを把握する。
ずっと同じ求人が出ている。
転職サイトを定点観測していると、
この病院、今も半年前も1年前も
ずっと募集しているような・・・?
いろんな転職サイトで
募集要項が全く同じだな・・・?
こんな病院を発見することがありますが、注意が必要です。
なぜなら、離職率の高い職場は
- 採用が追いつかないので、複数の人材紹介会社に高い金を積んで依頼する。
- 募集要項を使い分けるほどの余裕がなく、同じものを使い回す。
- よって、複数の転職サイトにいつまでも同じ内容で求人が出続ける。
からです。
求人が出続ける職場は、
- 入職したいと思えるほどの魅力がない。
- 入った人がすぐ辞める。
- 人材の確保が追いつかない。
- 職場の規模を拡大している。
のどれかの可能性があります。
事業拡大のための求人募集は良いですが、
看護師が定着しない職場には注意が必要です。
離職率が異常に高い
離職率とは、
ある時点の企業の在籍人数に対し、一定期間(一般的には1年、あるいは3年)のうちにどれだけの人が退職したかを示す割合のこと。
離職率の高低から、その企業に社員がどれだけ定着しているか分かります。
引用:「いつでも転職できる」を武器にする 松本利明著
離職理由としては、
- 職場の人間関係の悩みがあった。
- 長時間労働に耐えられなかった。
- 労働に対して、報酬が見合わなかった。
- 有給が取れなかったなど、労働条件が悪かった。
- 教育体制が不十分だと感じた。
など、理由はそれぞれですが、離職率の高さは、さまざまな組織運営上の問題を複合的に抱えている場合が多いです。
看護師の離職率の現状
- 離職率(2021 年度) が正規雇用看護職員 11.6%、新卒採用者 10.3%
- 新卒採用者の離職率は都道府県ごとに 3.7~17.1%、既卒採用者の離職率は 6.7~24.0%まで のばらつきがある。
参考:日本看護協会「2022 年 病院看護実態調査」
病院の規模や場所によって、離職率の平均は大きく異なります。
病院も自分たちに都合の悪い数字はあまり言わないこともあるようです。
- この平均を大きく超える病院は要注意
- その病院で働いている友人や知人に離職率を聞くのが1番正解に近いでしょう。
平均継続日数が短い。
これより長いか短いかは、勤務先の病院がブラックかどうかを見極める指標となります。
精神論を好む
退職理由の不動の1番は「職場の人間関係」であり、一緒に働く上司や同僚との人間関係はとても大切です。
しかし、募集要項やホームページなどに
- やりがい
- 仲間
- アットホーム
- 笑顔
- チャレンジ
- 夢に向かって
こんな言葉が書いてある病院は要注意です。なぜなら、
- 魅力的な福利厚生や研修制度、給料などがない。
- 逆に言うと、精神論以外に他にアピールできることがない。
可能性があるからです。
要注意ワードをチェックしないとね。
退職金がない。
退職金を設定する法的な義務はないため、退職金がなくても違法ではありません。
しかし、退職金のない職場には注意が必要です。
なぜなら、社員を使い捨てにするリスクがあるからです。
社員を安くこき使おうとしている職場は、
なんで辞めていく奴にお金を出す必要があるんだ。
と考え、退職金はおろか、ボーナスや基本給も安く抑えられている場合があります。
報酬はトータルで考えなければいけません。
月収やボーナスだけではなく、退職金も含めた福利厚生面も合わせた報酬で考える必要があります。
教育体制が整っていない
教育体制が整っている職場は、人材育成にも力を入れており、ホワイトな職場と言えます。
教育体制が整っていない職場は、
- 教育に時間とお金をかけても無駄
- 辞めたらまた新しい人を雇えばいい。
- 教育に力を入れられるほど余裕がない。
という可能性があります。
教育体制の整っていない職場は、
知識や技術のレベルアップにも繋がりにくいよね。
教育制度が整っている病院の特徴としては、
- マニュアル化されている
- プリセプターがつく
- クリニカルラダー制度の導入
- 質問しやすい環境づくり
- 研修制度がある。
- 新人やブランクのある看護師へのフォローアップ体制
などがあります。
残業時間が長すぎる
残業時間が長すぎる病院の特徴として、下記が挙げられます。
- 仕事量に対して人手が足りていない。
- 仕事量が多すぎて、余裕がなく、人間関係が悪くなりやすい。
でも面接の時に
残業時間は月に数時間です。
と聞いていても、実際はサービス残業が多かったなんてパターンもありますよね。
タイムカードの改ざんが行われているケースも。
実際の残業時間は働いてみないと分からない部分も大きいです。
転職エージェントに相談する。
病院のリアルは転職エージェントに相談するのが、1番手っ取り早かったりします。
なぜなら、何千、何万単位で看護師の転職相談を受け、職場のリアルな情報をたくさん持っているからです。
私がびっくりしたのは、
〇〇病院で働いていたんですよ。
あー〇〇病院ですか。
ブラックってよく聞きます。
と、どのエージェントにも言われたことです。エージェント界隈ではブラック病院で有名だったらしい。
一度相談してみるのも手です。
まとめ:ブラック病院に犠牲になる前に
今回はブラック病院の見極め方を紹介しました。
ブラック病院に当たらないために、できる限りの手を尽くすことをお勧めします。
なぜなら、ブラック病院で働くことは、精神的にも肉体的にも金銭的にも、何もメリットがないからです。
転職活動をして、いい出会いがありますように。
それではまた!
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